乃ち

乃ち
すなわち【則ち・即ち・乃ち】
※一※ (接続)
(1)言い換えれば。 とりもなおさず。

「国会は二院, ~衆議院と参議院より成る」「子の喜びは, ~親の喜びである」

(2)(多く「…ば」を受けて)そのときは。 つまり。

「戦えば~勝つ」「狂人の真似とて大路を走らば~狂人なり/徒然 85」

※二※ (名)
(1)そのとき。 その途端。

「綱絶ゆる~に, 八島の鼎の上にのけざまに落ち給へり/竹取」

(2)その頃。 当時。

「爰には~より, 御夜中暁の事も知らでやと歎き侍りしかど/落窪 3」

※三※ (副)
(1)即座に。 すぐに。

「御願も~成就して/平家 3」

(2)とりもなおさず。 つまり。

「竜神は~千手の廿八部衆の其一なれば/平家2」

〔本来, 名詞で, ※二※(1) が原義。 「即時」の意の「即」の訓として用いられたものが, 他の意の場合の「即」や「乃」「則」などの訓としても用いられるようになり, そこから接続詞や副詞としての用法が成立した〕

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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